PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン

『PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン』
1980年12月8日、衝撃的なニュースが世界中を駆け巡りました。 ―――ジョン・レノン射殺―――。彼の死は一体何を意味していたのでしょうか?
この映画のエンディングにもその答えは登場しません。ただ、この映画を通して、少なからず“ジョン・レノン”という人間が何を考え、どう生きていたのか、彼に一歩近づけたことは確かでしょう。
監督・製作・脚本:デヴッド・リーフ/ジョン・シャインフェルド
監修・出演:オノ・ヨーコ
出演:ジョン・ウィーナー/ロン・コーヴィック/アンジェラ・デイヴィス/ジョン・シンクレア
『PEACE BED アメリカ VS ジョン・レノン』
配給:ザナドゥー
公開:2007年12月8日
劇場:TOHOシネマズ六本木ヒルズほか全国にて
公式HP:http://www.peacebed-johnlennon.com/

ドキュメンタリー映画の王道といえる作り。生前のジョン・レノンを知る人物達が彼について語り、合間に過去の映像が挿入されています。ただ、ひとつ注目すべきことがあるとすれば、特異な演出は施されていないものの、彼の生み出した歌の数々と、彼の政治的思想、生き様、真意がリンクされ、詩を重んじることに成功しています。「イマジン」をはじめとする、メロディーに酔いしれた曲の本来の意味を知ることで、彼の歌や歌に込められたメッセージは、永遠に生き続けるのだと思います。そして、この映画の意図はそこにこそ存在する気がします。
映像の中で最も感慨深いのは、彼が「平和になるまでベッドに居よう!」とテレビカメラの前で公然と呼びかけるシーンや、髪や髭を伸ばし続けていたその行為。どれも突飛で一見何かの宗教行為か、はたまた狂人なのか、尋常とは思えないその感性を目の当たりにしたことです。
私たちは、万人がAといったら、Aが常識であり、「Bがいい」といったら「Bは良いもの」とみなされるような、そんな価値観の中に身を置いています。当時の社会世論が「戦争是認」という勢力であれば、それ以外の意見を訴える人間は「夢追い人」とマスコミから非難され、国家からは「犯罪者」としてマークされるわけです。
そんな状況下においても自分の信念を曲げず、「NO!」の声をあげるパワーをもった人間だからこそ、ジョン・レノンは多くの人々の心を動かす歌を生み出すことができ、今もなおその曲に癒される沢山の人々がいるのだと改めて感じます。
このドキュメンタリーフィルムに一つ物申すとすれば、ラストです。なんとも尻つぼみで消化不良のままあっさりエンドロールが流れたのには、若干の驚きとともにいささか不快感を覚えるほど。ジョン・レノンを殺害した犯人の写真さえも出てきません。殺害動悸はおろか、最近その服役囚の出所問題でひと悶着あったことさえも、全てうやむやに闇に葬っている点。オノ・ヨーコさんが日本版監修についていることからも何だかの配慮がなされての結果だと思いますが、FBIやCIAの暗殺説が未だに残っているのは周知の事実。エンディングで含みを持たせるのなら、もっと違った演出もあったはず。
あのクライマックスでのいきなりの終息は、世界的アーティストのドキュメンタリーとしては失格かも?!

映画の中で印象深かった台詞をピックアップ!
オノ・ヨーコの言葉。
We came from totally different background.
私達は全く違った生い立ちだった。
ジョン・レノンの言葉。思わずクスッと噴出しました。
I’m over confident as usual.
僕はいつもながら自信過剰なんだ。
Time wounds all heels.
時間が罰してくれた
直訳では、「時間が全てのかかとに傷を付ける」。
His message is still alive.
彼のメッセージは生きている






1980年12月8日・・・あの日の事は、当時小さいながらもうっすらと記憶に残っています。
姉の影響で6歳からビートルズを聴いていた私にとって、この映画は必ず観なければならない1本です。
ドキュメンタリーというのは、作り手の思い・感情・希望・・・などが大きく繁栄されるもので、オノ・ヨーコさんが関わっているという事で、どのような出来になっているのか楽しみなところです。
当時は、ヒッピーの運動が失敗した後、ベトナム戦争の泥沼化・そして市民運動が高まるという緊迫した時代・・・
「戦争反対」というスローガンの中、ジョンも「ギブ・ピース・ア・チャンス」から「パワー・トゥー・ザ・ピープル」と変化。
あまりの影響力の為、ニクソン政権に睨まれることになり、反政府分子として国外追放に・・・そしてマーク・チャップマンによる殺害。
この「ジョン・レノンの死の真相」については、「ダイアナ元皇太子妃」と共に解き明かされることはないでしょう・・・
ただ、確実に言える事は、2人は自分の生命力の全てをかけて平和を願っていたという事実。
これからもジョン・レノンの思い・曲は、永遠に語り継がれて行くと思います。
それは、最終的にジョンは「政治の立場から→芸術家の立場」に戻ってきたからなのではないでしょうか。
今、学校の音楽の教科書には「イマジン」が載っているそうで。
ジョンの意思が少しでも継承されていくことを願うばかりです。
発売が決まった2冊目の本、進み具合は順調ですか?
楽しみに楽しみにしていますね♪♪
現場で使える英文も載るのかな???
では、韓国へもうひと照らししに行ってきます!!
投稿: カーリマン | 2007年10月21日 (日) 20:58
カーリマンさん
大変ご無沙汰してしまい、本当に申し訳ありません。。。お返事が2ヶ月以上も遅くなってしまいました。。。反省。。。m(_ _)m
20日に発売する本の入校も終わり、後は発売を待つのみです!!やっと落ち着きました♪
このジョンレノンの映画を観たのも随分昔のような気がします。
この映画、今週末公開ですね!カーリマンさんのコメントを読んで、もう一度見直したい気持ちになりました。
投稿: つちやはるの | 2007年12月 6日 (木) 23:13