夜の上海

『夜の上海』
映画の舞台はタイトルどおり、夜の上海。日本人の男が、旅先で出会った中国人の女と恋に落ちる。そんな“旅恋”がテーマのロマンティックラブストーリーでありながら、時にコミカルなスパイスが効いた日中合作映画。秋の夜長に是非観たい作品ですよ♪
監督・脚本:チャン・イーバイ
出演:本木雅弘/ヴィッキー・チャオ/西田尚美/塚本高史/サム・リー
『夜の上海』
配給:ムービーアイ エンタテインメント、松竹
公開:2007年9月22日
劇場:Q-AXシネマほか全国にて
公式HP:http://www.yorunoshanghai.com/

本木雅弘さん演じるトップヘアメイクアーティストの水島。そして、中国で絶大な人気を誇る若手女優ヴィッキー・チャオが扮するのは、タクシードライバー・リンシー。この男女二人が偶然出会い、ほのかな恋心を持ちながら、様々なことが巻き起こる特別な一夜がストーリーの要。
注目すべきは、シリアスなラブストーリーで決して終わらない点です。実はコメディーテイストの強い作風であり、登場人物のキャラクターが濃いのなんのって! 脇を固めるのは、通称“怪しい日本語をしゃべるお調子者”の中国人通訳者や、竹中直人さん演じるノリノリのエージェント、“山岡 Love is over 千尋”などなど、いい味を出す個性的な役者陣のお陰で映画のいいアクセントになっています。
水島とリンシーの二人を取り巻くキャストそれぞれの小さな恋心さえも、オムニバス形式になってストーリーに盛り込まれているのが、実に微笑ましくもあり、『ラブ・アクチュアリー』を彷彿とさせます。
なんといっても夜の上海を彷徨う人々と、上海の幻想的でロマンティックな夜景が、ひと時のおとぎ話を観ているような感覚にさせてくれます。
旅先で恋をする……。それは、現実から離れ自分自身が解き放たれた時、街に魅了され、魅惑的な非日常的時間に陶酔し、幻の特別な誰かを求め、はかない夢を見るような感傷的なものなのかもしれません。この映画は、そんなコトさえもふと頭によぎる絶妙なラストシーンを用意しています。






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