Sad Movie <サッド・ムービー>

『Sad Movie <サッド・ムービー>』
韓国映画は、もうお腹いっぱい! な~んて言わないで! こんなに切ない、でも温かい作品を次々と産み出せる韓国映画界に圧巻☆ 「サッド・ムービー」なのに、“サッド”なだけじゃない。悲しみの中に愛が満ち溢れている、韓国版『ラブ・アクチュアリー』です!
Love shines the most at the moment of parting. (愛は、別れの時にもっとも輝く……)、そんな詩のようなフレーズがテーマのこの作品。別れる時になって初めて輝く愛なんて、自分の身に降りかかるのは、正直ご勘弁を……という感じですが、傍観するには実に芸術的です!
監督:クォン・ジョングァン
出演:チョン・ウソン/チャ・テヒョン/イム・スジュン/イ・ギウ
『Sad Movie <サッド・ムービー>』
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
公開:2006年11月11日
劇場情報:有楽座ほか全国東宝洋画系にて
公式HP:http://www.sadmovie.jp/

それぞれのストーリーと人間関係は少しづつリンクしています。そしてその重なり合う部分にもまた、重要なシーンや台詞が眠っています。
印象的なのが、無職のために恋人に振られ、“別れさせ屋”を始めた青年が、意気消沈して公園のブランコに揺られているシーン。隣のブランコには、愛する母と心がすれ違ってしまった小学生がいます。理由こそ異なりますが、沈み込む二人。少年がうつむき加減にため息をつけば、「ため息で地面が沈む……」と無職の青年がつぶやき、青年が遠い目をしてため息をつけば、「ため息で空に穴があく……」と、少年が言い返すんです。
こんな風に、キラリと光る印象的な言葉や、ユーモアを盛り込んだシーンがいくつも登場しています。まるで詩集を読んでいる感覚に陥ったのは、私だけでしょうか?
皆さんも素敵なフレーズ、探してください☆
【アカデミック View】
4組のカップルや親子にスポットを当てた4種4様の別れのアンサンブルストーリー。こういった群集劇、いわゆる主役と言える登場人物が何人もいて、それぞれの人生を描くオムニバス系の映画は、最近だと、『クラッシュ』や『ラブ・アクチュアリー』でしょうか?
この類の映画、大好きです!一歩間違えると、あっちこっちに話が飛ぶので分かりにくくなりがちですが、上手いストーリー展開と編集テクニックを駆使すれば、それぞれのストーリーが端的で、1つの映画で何度も“旨味”を味わえますよね☆
今回の作品は突っ込み所満載ですが……。「まぁまぁ、映画ですから……」と言われてはそれまでですけど(笑)そんな複雑な気持ちとは裏腹に結局、ビービー泣いてましたけどね……(汗)






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