サム・メンデス、劇場関係者に対する経済支援基金を設立
サム・メンデスが、新型コロナウイルスのパンデミックにより多大な打撃を受けている劇場関係者へ向けた基金を設立した。『1917命をかけた伝令』が記憶に新しいメンデス監督は、ネットフリックスからの寄付50万ポンド(約6700万円)をもとに設立した同基金を通し、経済的に困窮し、中には転職も余儀なくされそうになっている演劇従事者を経済的に支援する。同基金は、最も困窮した立場にあるフリーランスの劇場関係者を対象にしており、1人につき最高1000ポンド(約13万円)が支給されるそうで、メンデスは同基金が「違いをもたらす」として、個人や団体に対し寄付を呼び掛けている。一方で英政府もミュージアムやギャラリー、劇場などの未来を守るべく、支援策に15億7000ポンド(約2110億円)を投じることを発表している。