ポール・グリーングラス、政治スリラー作を監督へ
ポール・グリーングラス(65)が政治スリラー作『Night of Camp David』の監督を担う。グリーングラスがメガホンをとる同新作は、精神的に不安定な米大統領がパラノイアに陥ってゆく姿を描いたフレッチャー・クネーベルによる1965年出版の著作をもとに製作される。グリーングラスは、ユニバーサルのもとマット・デイモン主演の「ボーン」シリーズを手掛けた経歴があり、今回同社との再タッグとなる。また『この茫漠たる荒野で』や『キャプテン・フィリップス』などで幾度もコラボを重ねてきたグレゴリー・グッドマンと共に製作も担う。脚本は、人気ドラマ『ライン・オブ・デューティ』や『ボディガード-守るべきもの-』のジェド・マーキュリオが執筆する。原作では、ソビエト連邦との繋がりを強化しカナダとの併合を望む一方で、メディア陰謀団から追われていると信じる大統領が、精神的なバランスを崩しパラノイアに陥っていると疑い始める一人の初年上院議員の姿が描かれている。