リュック・ベッソン監督、 『アバター』公開後に新作『ヴァレリアン』脚本をボツに
リュック・ベッソン監督は、『アバター』が公開されたことで新作『Valerian and the City of a Thousand Planets』の脚本を1度は没にしていたそうだ。ピエール・クリスティンとジャン=クロード・メジエールが生み出す仏SFコミック「ヴァレリアン&ロールリンヌ」映画化作の撮影が終わったばかりだが、実は『アバター』によって製作が遅れたのだそうだ。同漫画のアートワークを担当しているメジエールが1997年のベッソン監督作『フィフス・エレメント』に参加しており、当時同漫画の映画化のアイデアをベッソンに提案したものの、登場するエイリアンのキャラクター数に圧倒されたベッソン監督は初め懐疑的だったそう。しかしその後自身で組み立てた脚本を満足いくところまで進めていたという。ところが2009年にジェームズ・キャメロンのSF超大作『アバター』が公開され、そこに類似性を見出したために、『ヴァレリアン』の脚本を没にしてしまったのだそうだ。とはいえほかならぬキャメロン監督からアドバイスを受けたことで、もう一度映画化に取り組むことになり、今に至ったそうだ。