ジェフリー・ラッシュ、エミリー・ワトソンら実力派キャストが新作『The Book Thief』に集結した。また、『ぼくたちのムッシュ・ラザール』でお馴染みのフランス系カナダ人女優ソフィー・ネリッセが本作で英語作品デビューを飾ることになっている。マークース・ズーサックの「本泥棒」を映画化した作品で、ナチス政権下のドイツを舞台に、里子に出された少女リーゼルが本を盗むことで周囲の人々との絆を深めていく姿を描いた作品。戦火が迫る中少女はひたすら本を集め、一方、少女の里親は階下にナチス政権から迫害されているユダヤ人を匿う。ソフィーが主人公のリーゼルを演じ、ジェフリーとエミリーの2人は里親役に扮する予定だ。
ジョニー・デップは「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの撮影現場でリラックスした雰囲気を作るため、リハーサルをバーで行なっていたそうだ。共演者のジェフリー・ラッシュによれば、同人気シリーズでジャック・スパロウ船長を演じているジョニーは、みんなをリラックスさせたるためにと最初の段階でスタジオから出演者を連れ出し、ジョニーが経営するバー「ザ・ヴァイパー・ルーム」(現在は売りに出されている)でリハーサルを行なったという。他の人がリラックスすることで、ジョニー自身も落ち着けるようだとジェフリーは分析する。このシリーズを「たまたま大金がつぎ込まれたインディペンデント映画だと思っている」とジョニーが言っていたそうで、ジェフリーもシリーズ第3弾で800人ものスタッフが関わった短いシーンの撮影をした際に、やっとこの映画が大作であることを実感したのだとか。