ロンドン映画批評家協会賞、『ノマドランド』と『セイント・モード』が席巻
『ノマドランド』と『セイント・モード』が第41回ロンドン映画批評家協会賞で各3賞を受賞し、最多となった。7日(日)にオンライン上で開催された同式典では、季節労働を渡り歩く現代の「ノマド(遊牧民)」を描いた『ノマドランド』が、作品賞をはじめ、フランシス・マクドーマンドが女優賞、監督兼脚本のクロエ・ジャオが脚本家賞に輝いた。このほか、リズ・アーメッドが『Mogul Mowgli』『サウンド・オブ・メタル~聞こえるということ~』でイギリス/アイルランド出身男優賞に輝いたほか、故チャドウィック・ボーズマンが、ネットフリックス作品『マ・レイニーのブラックボトム』で男優賞を受賞、共演のコールマン・ドミンゴが今は亡きチャドウィックに代わり同賞を受け取り感動的なスピーチをした。さらにマリア・バカローヴァが『続・ボラット/栄光ナル国家だったカザフスタンのためのアメリカ貢ぎ物計画』で助演女優賞、スティーヴ・マックイーンが映画5作からなるアンソロジーシリーズ『Small Axe』で監督賞を受賞した。