ダスティン・ホフマンは、娘のアレクサンドラをダニエル・ラドクリフに紹介したいようだ。以前、身長の低いダニエルが理想の俳優は同じく小柄なダスティンだと語ったことを受け、ダスティンは昨年9月にジョナ・ヒルと別れたアレクサンドラとダニエルは身長差的にもお似合いだと語った。またダニエルに向けて、小柄な俳優として成功するためのコツを尋ねられたダスティンは「そんなの簡単だよ。自分の周りにいるキャストがもっと小さければいいんだよ。私の娘もかなり小柄なんだ。私の子供はみんな5フィート4インチ(約164cm)から5フィート5インチ(約167cm)くらいなんだ」とジョークを飛ばした。そんな親ばかなダスティンだが、自分の映画キャリアについては細部に至るまで覚えている反面、家族との生活に関しては今まで気にもかけていなかったため、ほとんど記憶にないとデイリー・ミラー紙に語っている。「テレビのチャンネルを回していると突然自分の作品に出くわすよ。それで奇妙なことに撮影での日々の出来事は鮮明に思い返せるんだ。そうすると僕は『なんで私生活の記憶はないんだ。なんで仕事のことばかりなんだ』って自問自答するわけさ」
ダスティン・ホフマンの初監督作となる『Quartet』が、イギリスで撮影開始されるようだ。『戦場のピアニスト』などで知られる脚本家ロナルド・ハーウッドの同名舞台作品を原作としたこの新作映画には、マギー・スミスをはじめ、ビリー・コノリー、トム・コートネイ、ポーリーン・コリンズらの出演が決定している。同作ではミュージシャン専用の老人ホームに住む元オペラ歌手たちが、ホームの資金を得るために例年通り作曲家ジュゼッペ・ヴェルディの誕生日にチャリティーコンサートを企画するものの、新しい入居者の登場で仲間内のバランスが崩れてしまい、昔のライバル心が再燃し、様々な問題が巻き起こる姿が描かれる。「ハリー・ポッター」シリーズのダンブルドア役で知られるマイケル・ガンボンも出演するそうだ。製作総指揮にはダスティンのほか、『17歳の肖像』のジェイミー・ローレンソンらが参加している。
CGアニメ『カンフー・パンダ』の大ヒットを受けて、早くもドリームワークス・アニメーションが、続編製作の話し合いを進めていることが明らかになった。CEOのカッシェンバーグが語ったもので、ここ1、2ヶ月の間に詳細が決まるそうだ。同作ではジャック・ブラックやダスティン・ホフマンらが声優を務めているが、トラ役のアンジェリーナ・ジョリーが、ブラッド・ピットとの双子を妊娠中だったことも手伝って、カンヌ映画祭で一番話題をさらった作品となった。中国が舞台で主役は怠け者でおデブなパンダだったが、アメリカでも予想を上回る大ヒット。世界で5億6000万ドルを稼ぎ出しており、続編を作らない手はないだろう。
年を取ると男性でもなかなかいい役が回ってこないと嘆いていた70歳のダスティン・ホフマンが、妻の一声で仕事を復活させるべくハッスルし始めたことが明らかになった。『カンフー・パンダ』でしばしばマスコミに登場するようになったダスティンだが、数日間カーディガンとスリッパ姿で家に閉じこもっていた時期があったとか。その姿を見た妻のリサに、俳優を辞めたのかと心配され、一念発起したそうだ。ちなみにダスティンは、夜10時前に寝て妻のために朝食を作るという生活を30年間続けており、その生活は変えたくないそうだ。
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