74歳で逝ったデニス・ホッパーの闘病生活の悲喜
『イージー・ライダー』『ブルー・ベルベット』『スピード』などで知られる個性派俳優のデニス・ホッパーが、5月29日、カリフォルニアの自宅で息を引き取った。享年74歳。昨年、前立腺ガンであることを公表していたホッパーは、ガン治療のため入退院を繰り返していた。しかし、ガンが骨に転移していたため、余命が短いことは本人も承知していたようだ。3月にハリウッドの名声の歩道の殿堂入りを果たし、公の場に姿を現したホッパーは、車椅子に乗らなければ立てないほどやせ細って憔悴していたものの、旧友たちに励まされて笑顔を見せていた。一方で、妻のヴィクトリア・ダフィが起こした離婚訴訟は終わらないままで、辛い病床生活だったようだ。