竹中直人が“和製フレッチャー先生”に!スカパラとの魂のセッションが実現


公開中の映画『セッション』のイベントが21日、都内で開催され、今作を鑑賞し「釘付けになった!」と語る竹中直人と、世界を舞台に活躍するスカバンド「東京スカパラダイスオーケストラ」の夢のスペシャル・セッションが実現した。上映前に生で演奏するスカパラに対し、竹中が劇中のシーンを再現する形で、“鬼教官”フレッチャーに扮して厳しく指導するというパフォーマンスを見せ、会場は笑いと歓声に包まれた。

軽快なスキップを見せながら登場した竹中は「もう、すごいんですよ、この『セッション』! メチャクチャ期待して観てください!」と、これから映画を鑑賞する観客を煽る。特に見どころについて「役者ひとりひとりの芝居に圧倒されました。(主人公が)ドラムを叩く姿が尋常じゃない! たったの19日間で撮ったというのにも驚きました。こんなにエネルギーの詰まった映画を! まあ、信じられない! もう演奏もすごいなんてもんじゃない! イヤになっちゃうぜっ!」とハイテンションで時折、体をくねらせながらまくし立てた。

続いて、竹中の呼び込みで、スカパラのメンバー9名が登場すると、会場は大歓声に包まれた。

スカパラはステージ上で『ハプニング』、続いて『スキャラバン』を生で披露するが、2曲目の『スキャラバン』の途中で、先ほどの衣装から着替えた竹中が、突然、ステージに乱入し会場をわかせる。竹中は、ドラムの茂木欣一の脇に陣取り、劇中の鬼教官・フレッチャーよろしく「もっとだ! もっと、もっと!」と指示を飛ばす。茂木もその声に応えるが、竹中の指示は「とんかつだ! とんかつ定食を思い浮かべろ。ギョウザだ! ギョウザ!」と奇妙な方向へ……。それでも茂木は、その微妙すぎるニュアンスを受け止め(?)、パフォーマンスをさらにアップさせていき、会場は大興奮! 最後は、ライブ会場さながら、客席はオールスタンディングで熱狂のるつぼと化した。

茂木は、演奏を終えて汗だくで「『セッション』を撮り終えたような気分です」と笑みを浮かべる。茂木は、竹中を「フレッチャーにしか見えなかった(笑)」と評したが、当の竹中は、演奏していたメンバーたちよりも、息も絶え絶えで「久しぶりに動いたから……。来年で60歳だけど、身に沁みた……」と苦笑いを見せた。

茂木は改めて、ドラマーとして劇中の主人公への感情移入を問われると「しましたね。デビュー前にひたむきに打ち込んでいた頃を思い出しました」と語る。また、「ツアーが始まると、夢を見ることがあって、(ライブの開始に)間に合わなくて、ステージ上で1曲目が鳴り響く中、スーツに着替えてステージに上がっていこうとするんです(苦笑)」となんとも肝の冷える夢を告白し、映画を観て「手に汗を握りました」と自らの経験と映画を重ねてしみじみと語っていた。

竹中は、最後に「愛のある、エネルギーを頂ける映画だと思います!」とアピールし、観客は大きな拍手と歓声で竹中とスカパラを見送った。
____________________________________________________________

『セッション』

2015年4月17日よりTOHOシネマズ新宿ほか全国にて順次公開
配給:ギャガ
公式HP:http://session.gaga.ne.jp/
© 2013 WHIPLASH, LLC All Rights Reserved

コメント(0)