市村正親、仲間由紀恵ら登壇『ジョバンニの島』初日舞台挨拶

日時:2月22日(土)
場所:新宿ピカデリー
登壇者:市村正親、仲間由紀恵、横山幸汰、谷合純矢、杉田成道、西久保瑞穂

市村正親、仲間由紀恵ら登壇『ジョバンニの島』初日舞台挨拶

一般社団法人 日本音楽事業者協会(音事協)創立50周年を記念して製作された劇場用長編アニメーション作品『ジョバンニの島』が2月22日(土)に公開を迎え、声を務めた市村正親、仲間由紀恵ら俳優陣とスタッフ陣による初日舞台挨拶が行われた。

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この作品は“忘れてはいけないこと”をテーマに、第2次世界大戦後の北方四国の色丹島を舞台にした、実話をもとに描かれた感動の物語。

本作の主人公で瀬能純平役の横山幸汰、純平の弟・寛太役の谷合純矢、純平・寛太の父親で、島の防衛隊長を務める瀬能辰夫役の市村正親、純平の担任の教師・佐和子役を務めた仲間由紀恵、原作・脚本を務めた杉田成道、監督の西久保瑞穂が登壇した。

自身も2児の父親である市村は、映画を観終えたばかりで感動ムードに包まれた観客を前にして「好きなシーンはいっぱいあるけれど、子供たちが父親に会いに来てくれるところはやはりジーンとくる。あそこは好きですね。冒頭で子どもたち二人がエトピリカ(海鳥)の卵を獲りに行っておしっこをかけられるシーンはうちの長男のお気に入りです」とあいさつ。また、「辰夫は厳格な感じですが、僕は厳格ではないのでその辺は演技力でカバーしました」と冗談を交えて話すと会場は笑いに包まれる場面も。仲間は「声だけのお芝居で緊張して臨みました。(原作・脚本の)杉田さんの熱い演出を受けて無事乗り切る事が出来ました。今観終えたばかりで涙をこぼした方もいると思います。とても素敵な作品でたくさんの人に伝えて届けて残していきたいと思える作品です」と丁寧に客席を見渡しながら語った。


■市村正親:初めて観たときは笑って、また、僕も(演じた)辰夫と同じ2人の父でもあるし、後半はどうしようもないくらい目が真っ赤になって、翌日の仕事も大変でした。日本とソ連の子どもたちが隣の教室でそれぞれの国の歌を歌う場面で、なんて素敵な場面だろうと思って観ていました。世界の子どもたちはいつでも仲良くなれる。この映画を観てもらって子どもころの気持ちを忘れないでもらいたいなと思いました。

■仲間由紀恵:この役を演じるまで、北海道でこんなことがあったという事実すら知りませんでした。知らないところでこんなに苦労されていた方がいたんだなと思い、また子どもたちが前向きで頑張ってきたように、私も見習ってあきらめずにがんばっていきたいです。

■横山幸汰:寛太が病気になってしまって、トラックの中で純平と寛太が話すシーンが印象に残っています。妹がいるので、妹と寛太を置き換えて演技しました。妹は映画を観て「幸汰じゃないみたい」と言っていました。

■谷合純矢:沢山の人に観てもらえてうれしいです。印象に残っているシーンはお父さんに会えた場面。悲しい思いで演じました。(辰夫の父・源三役の)北島三郎さんはとてもやさしくてかっこよかったです。「緊張せずに頑張って」と言われました。

■杉田成道(原作・脚本):根室に行って元色丹島の島民の方々にも映画を観ていただきました。その中に現在92歳で(仲間が演じた)佐和子先生のモデルである先生もいらっしゃって「大変感動的で、冥土のみやげになりました」と言ってくださいました。教室にソ連兵が来るシーンは「全くその通りでした。膝が震えるような経験だった」と話していました。戦争のように過酷な状況でも子どもたちは遊びを求め、交流し、どこまでも行こうというエネルギーを持っていました。この作品が突破口となって、10年20年といろんな方にバトンを渡していけたらなと思います。

■西久保瑞穂(監督):色丹島には取材に行けなかったけれど、当時の資料や純平のモデルになった得能宏さんに何度も何度もお話を聞きました。2日に1回は電話で聞いていたので、後で聞いたら、あの時はうるさかったと言われるほどでした。物語は純平の回想のもとになっているので、得能さんの記憶が基になっています。日本も世界もそうだか戦争を追体験してもらえたらと思って作りました。素直に見て感じてもらえたらと思います。


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『ジョバンニの島』
2014年2月8日より全国にて
配給:東宝映像事業部
公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/giovanni/
©JAME

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