公開直前!『大統領の料理人』主演カトリーヌ・フロ オフィシャルインタビュー到着

大統領の料理人

9月7日から公開される映画『大統領の料理人』に主演した女優、カトリーヌ・フロのオフィシャルインタビューが到着した。

フランスのフランソワ・ミッテラン元大統領のプライベート・シェフとして腕を振るったフランス大統領官邸史上唯一の女性料理人、ダニエル・デルプシュの実話を基に映画化された同作。彼女に実際に会った時のこと、実在の人物を演じる難しさ、そして作品についてカトリーヌが語った。

『大統領の料理人』予告編はこちら

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この世界の果てとも言える場所での出来事から(撮影を)始めるということは、あなたが役を演じるにあたって意味のあること、重要なことですか?

カトリーヌ:この映画は、ここから始まるんです。どう言ったらいいかしら……。そもそも意味のあるものなんです。ですから、何かしら得るものはあると思います。大変なのは、結果的に後で起きる出来事、つまり4年後の出来事を先に撮影するということね。

私たちは、まるで世界の果てにいるようです。ですから、私は彼女が世界の果てに来た姿を想像できます。おそらく、何かを流し去るという目的もあって来たのかもしれません。そう単純でない何かを(流し去るために)ね。たとえエリゼ宮殿で多くの感動や出会いなどがあったことを思い返したとしても。ここは、ある意味、自分自身を洗い流せる場所だと思います。この土地を見て、彼女がそれまでに経験したことを洗い流すのです。

あなたはダニエル・デルプシュと会って、彼女が世界の果てで経験した特別な出来事について話し合いましたか?

カトリーヌ:ええ、少しだけ。省略した形で話しました。

私は、その出来事が彼女にとって鎮静剤となったのだと感じました。そして、そうした出来事が鎮静剤となるような生き方をするには、気骨のある人物である必要があると思います。なぜなら、それは厳しい生活ですから。丸1年も過ごすなんて、大変なことだと思います。

でも、人生の中で時には、自分自身のことだけを考えるために、そういった状況が必要なのだと思います。誰にも頼らず、何もない所で1人きりになることがね。その人にとって意味のあることだからです。この映画は、そのことも語っています。

あなたが演じる人物ダニエル・デルプシュ本人の家で撮影を行うことに、どのような効果があるか教えてください。

カトリーヌ:実在の人物を演じるというのは、曖昧なものです。彼女にとって困惑するようなことでしょうし、彼女の近くで演じるのは、私も困惑します。
なぜなら、私は彼女であると同時に彼女ではありませんし、彼女の実体験と比べて台本は多少小説に近い形で書かれているでしょう。本当の彼女から来ている部分がたくさんあるのと同時に、そうでないものもたくさんあるのです。ですから、その選別をしなければなりませんでした。それはとても不思議な体験です。なぜなら、ダニエル・デルプシュは強い個性を持つ人物で、私たちが語っているのは彼女のほんの一部分なのですから。

私は、ある程度(演じる人物の)性格の指針となるものを、身につけなければなりません。実在する彼女がいて、そして、彼女から解放されようとする私がいます。そして、彼女という人物を自分のものにするのです。つまり、ここで私は、自分自身に近づこうとしているとも言えます。特殊な性格に関する正確なデータと共にね。これは、錬金術のようなものです。演じる時は毎回このような感じです。今回、特別なのは、その彼女がそこに存在するということです。でも、撮影が進めば進むほど、私は彼女がそこに居ることを忘れるのです。

ある意味、ダニエル・デルプシュのことを、私たちはそこまでよく知っているわけではありません。彼女自身というより、彼女の物語が有名なのです。

私には、そこにあまり感情移入しすぎないようにする義務があります。分かりますか?
私はこの役柄を楽しみ、またそれを真剣に考えています。エリゼ宮殿で料理をすることになるという出来事がどういうことなのか、理解しようとしています。

おそらく、それは彼女にとって予想外の出来事だったことでしょう。たとえ彼女がすでに素晴しい経歴を持っていたとしても。彼女はアメリカや日本へ行き、研修を受け、フォアグラについて学びました。彼女は野心的で、エネルギッシュで、アイデアに溢れた女性といえます。かなり模範的な形で、自分の人生を勝ち取ってきた人です。

面白いのは、そんな彼女がエリゼ宮殿で直面する状況です。さまざまな人物、男性たちに囲まれて。彼女は、誰のために働くのかもよく分かりません。これらが、この物語の面白いところだと思います。

そこでは、人々が言うことと彼らが実際にやることは、必ずしも一致しません。それは政治の世界であり、多くの仲介者が存在する世界です。それでも彼女は力強く頑張る、かなり自由な人物です。ちょっとした反逆者であるとも言えますね。勇気があり、恐れを知りません。
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『大統領の料理人』

2013年9月7日よりシネスイッチ銀座、Bunkamura ル・シネマほか全国にて順次公開
配給:ギャガ
公式HP:daitouryo-chef.gaga.ne.jp
©2012 -Armoda Films- Vendome Production - Wild Bunch - France 2 Cinema

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