永作博美も3回号泣!?『かいじゅうたちのいるところ』来日記者会見

永作博美も3回号泣!?『かいじゅうたちのいるところ』来日記者会見

世界中で愛され続けている絵本「かいじゅうたちのいるところ」を、鬼才スパイク・ジョーンズ監督による最先端の映像とアーティスティックなセンス溢れる独自の世界観で映画化し、全米で初登場1位を記録。来年1月15日(金)には、いよいよ全国公開となる。公開に先立ち、スパイク監督と、監督が絶賛する新人子役マックス・レコーズ、プロデューサーのビンセント・ランディが来日。12月14日(月)都内にて、来日記者会見が行われた。

スパイク・ジョーンズ監督は、「この映画を携えて、日本に来られたことをとても嬉しく思います。長い間この映画の制作に関わっていたので、日本のみなさんにこの作品を見せて楽しんでいただくのが最終になりますが、素晴らしい終わり方が出来て嬉しく思っております」とコメント。

主演のマックス・レコーズは、「僕がこの作品に関わったのが、まだ9歳の頃で、今はもう12歳になりました。さっき監督も言っていたけど、最後に紹介するのが日本で本当に嬉しいです。昨日は時間があったのでジブリ美術館にいきました。いろんなのものがカラフルで大きくてとても日本を楽しんでいます!」と初めての日本の印象を語った。

続いてサプライズゲストとして、日本語吹き替え版のキャラクターKWの声優担当された永作博美さんが登場。花束を贈呈した後、本作について「感動しました。元々の作品を知っていましたが、短編なものをどう実写にするのか楽しみにしてちょっとドキドキしていました。見れば見るほどどんどん引き込まれていって最終的には多分3回泣きましたね。そして笑った数は数えきれないです。ちょっと私も子供のころを思いだして懐かしい気持ちになりました」と熱く語った。

モーリス・センダックが描く世界観を見事に映画化し、見る人にちょっと懐かしさと感動を与えてくれる本作『かいじゅうたちのいるところ』は、来年1月15日(金)に全国公開。

■スパイク・ジョーンズ監督:「この映画を携えて、日本に来られたことをとても嬉しく思います。長い間この映画の制作に関わっていたので、日本のみなさんにこの作品を見せて楽しんでいただくのが最終になりますが、素晴らしい終わり方が出来て嬉しく思っております。今日は本当にみなさんお集まりありがとうございます」

■マックス・レコード:「こんにちは。マックスです。僕がこの作品に関わったのが、まだ9歳の頃で、今はもう12歳になりました。さっき監督も言ってたけど、最後に紹介するのが日本で本当に嬉しいです。日本に来られて本当に良かったです。今回初めて日本に来て、昨日は時間があったのでジブリ美術館に行ったり、本当に楽しく過ごしています。いろんなのものがカラフルで大きくてとても日本を楽しんでいます!」

■ビンセント・ランディ(プロデューサー):「みなさんありがとうございます。東京はいつも楽しみにしていて、今回も、過去作品同様、日本にこの素晴らしい作品を紹介できるのが本当に嬉しく思っております。今までの作品も本当に日本では良い反応をもらっていますので今回も大変楽しみにしております」

演じていてマックス役に共感したことやオオカミの着ぐるみを着た感触はどんなものでしたか?

■マックス・レコード:「この映画はオーストラリアで撮影していたのだけど、朝起きたら、車に乗って現場に行って、演じるということの繰り返しだったので、撮影中はあまりそういうことは考えなかったです。このオオカミの着ぐるみはさまざまなシーンに合わせて全部で56着くらい汚れ方が違うものなどいろいろなものが用意されてたんだ。すごく汚くて、着ていて暑くていやだなあと思うものや、それほど着心地が悪くないものもあったよ」


映画の中のマックスくんはパワフルでチャーミングで少年らしさが素晴らしかったのですが、彼をもっとも気に入られた点はどういうところでしたか?彼がマックスを演じたことで、監督のシナリオへの影響がありましたら聞かせてください。

■スパイク・ジョーンズ監督:「僕たちはアメリカ・ヨーロッパ中で1000人くらいの子供をオーディションしたんだ。脚本で描いた少年というのは、実は非常に幅の広い演技を必要としていて、内的で非常に繊細な部分と、ワイルドで向こう見ずな部分との両面を持っていなくてはいけない。若い俳優にそれを要求することや、単なる映画の子役っぽく演じるだけでなはく、リアルに演じてもらうということ、非常にチャレンジでした。マックス・レコードくんに会ったときにも何回かオーディションをしまして、かなり感情的な部分から、非常に楽しく遊ぶ場面もやりましたが、彼はものすごくリアル感が出せるんですね。実際彼の肩にこの映画が全部のしかかっているくらい、重要な役なので、彼無しではこの映画は出来なかったと思います。おまけに原作のマックス同じ名前だということ、非常に彼には感謝しています」


今回ヤー・ヤー・ヤーズのカレン・オーさんと曲を作られていますが、彼らを選んだ理由を教えてください。

■スパイク・ジョーンズ監督:「カレンを起用した理由は、彼女は映画のための音楽を作るのは今回初めてだったんだけど、彼女の音楽は彼女の心の底から出てくるもので、彼女は感情を音楽や歌にすることが非常にうまいんだ。僕もこういう種類の映画は初めて脚本・演出したし、共同脚本家も今回初めて映画の脚本を書き、マックスも初めて映画で演技をするということで、未知への挑戦という精神の元、みんなで幼少時代を描こう、一緒にチャレンジしていこうというのが今回の試みだったんだ。音楽にもこの映画同様、ナイーブで純粋無垢な子供時代・イノセンスな時代を象徴するような、、またそんな遊び心と同時に、感情の奥行きが欲しかったので、そんな感情をカレンに音楽で表現してもらい、みんなが9歳のころを思い出すような作品したかったんだ」


マックスくんからみたスパイクジョーンズ監督はどんな人でしたか?

■マックス・レコード:「2番目のお父さんか、年に2回しか会わないちょっとクレイジーなおじさんかなぁ(笑)。仕事の時も、仕事をやっているという感じが全然しないくらい、自分も含めて勝手に好きなことをやりながら、同時に楽しんでいるというような撮影風景だったし、撮影している時も待っている時も全然厳しい監督という感じじゃなかったよ」


スパイクジョーンズ監督から、演出の部分でアドバイス受けたことはありますか?

■マックス・レコード:「アドバイスという形で説明されたものはなくて。毎日撮影をしなければいけない場面があって、その時にその瞬間ごとにこういうことをやりたんだけど、こういう風に出来る?という形でその時々に必要であり、求めていることを説明されて、それをこなしていくという繰り返しでした」


かいじゅうがものすごくうまく動いているので、かいじゅうをどのようにして実現したのか?をプロデューサーに、どのように演出したのかを監督に、マックスくんには撮影中かいじゅうとの演技をどのようにしたのかを聞きたいです。

■ビンセント・ランディ:「本当に脚本を書き始めのころから、かいじゅうにどうやって生命を与えていくのかが 私たちにとって一番重要でした。 もし全部CGにしてしまったら、俳優さんたちのとっては何もないものに対して演技をすることになります。 でもこういう実際に動けるもの、演技ができる形のでかいじゅうというのは やはりお互いにやりあうこともできる、そしてこの映画を持つ本当の意味での 自然感も出すことができるので、 どうすれば、このかいじゅうたちを自然な形で動かせるというのを非常に苦心しました。 何年もかかってやっと自分たちが求めているようなものを作ることができました」

■スパイク・ジョーンズ監督:「かいじゅうたちのと撮影は非常に大変だったよ。とにかく約200kgくらいある動物だし、そして僕たちが言う通りには動いてくれないもんだから、非常に危険もあったしね。時々僕たちを食べようとしたり、機嫌が悪い時は時々噛みついたりしてくるんだ。見てよ、ほら、指一本無くなっちゃったよ(指を隠して見せる)(場内笑)本当に大変な撮影だったけれど、やった甲斐があったよ」

■マックス・レコード:「実際にかいじゅうの中には人が入っていて、その人たちはオーストラリアの俳優さんたちだったんだ。だから、彼らと一緒に演技をするっていうのは、かいじゅうのけむくじゃらな着ぐるみが彼らの周りについているけれど、僕にとってはかいじゅう相手という演技でなくて、その俳優さんたちとの演技をしてたんだ。監督からも特別に相手がかいじゅうだからこういう風にしなさいっていう助言はなかったから、、そこの場面で自分のやり方で自然な形で演技させてもらえたんだ」


スパイクジョーンズ監督も原作のファンということですが、この原作のどんなところが魅力的で、映画化するにあたってご自身ではどういうところを意識されたのかとうことをお伺いしたいのですが。

■スパイク・ジョーンズ監督:「モーリスセンダックさんは、プロデューサーのみならず、僕たちにとってはインスピレーションをたくさん与えてくれる恩師だったんだ。新しい衣装さんや声優さんが制作に加わってくると必ずセンダックさんに電話をかけて、彼はそういう人たちにこの映画でこういうことをしてほしい、ああいうことをしてほしいと希望をいろいろ言ってくれるんだ。幼少時代というものにヒントを与えてくれるとか、子供を見下げるのではないやりかたでやってくれなど、すごくインスピレーションを与えてくれたよ。毎回彼との電話での会話のあとは、すごくエネルギーをもらえるんだ。だから彼の希望を尊重して、原作に忠実と考えていたのだけど、一番最初に彼が言ってくれたのは、彼が僕の年代の時にこの本を書いて、その時に彼のバージョンはすでにできあがっていたので、今度の映画は君のバージョンでつくってくれと言ってくれました」


最後にマックスくん、代表として日本のお客様へのメッセージをお願いします。

■マックス・レコード:「僕が見たときも、監督がみたときも、プロデューサーがみたときも、みなさんこの映画から感じられるもの、受け止めるものが違うものだなと感じました。映画の方からみなさんにいいですよって寄ってくるのではなくて観る人それぞれがユニークな感じ方、受け止め方が出来る映画だと思うのでぜひ観てユニークな体験をしてください!」


映画を観られてどういう印象を受けられましたか?

■永作博美:「感動しました。元々の作品を知っているというのもあるのですが、童話というのはシンプルに出来ているものですよね。とくに大きな脚色もないところで短編なものをどう長編にするのか、実写にするのか楽しみにしてちょっとドキドキしたのですが、見れば見るほどどんどん引き込まれていって最終的には多分3回泣きましたね。笑った数は数えきれないですね。激しいぶつかり合いに笑ってしまって。男の子ってこうやって遊ぶんだなあって思って、ちょっと私も子供のころを思いだして懐かしい気持ちになりました。原作を読んだのは割と大人になってから読んだので、大人の目線で読んでしまったところがあってまた今回お話しいただいてから改めて絵本を読みなおしたのですが、またシンプルな内容に感動してしまいました」


元々の絵本もお好きで、映画も気に入られて、それに関わることになったら、KWの声を吹替えされることにプレッシャーを感じられましたか?

■永作博美:「プレッシャーでしたね。絵本ではもちろんしゃべってないというか、感情が正直分からない役でしたから、声を出して感情を持って、表情をもっているということにびっくりしました。声もなんか色っぽくて冷静ですし(笑)こんなことができるんだろうかと思って心配しましたが、なんとか本物のKWさんにちょっと近づけるように頑張ってみました。初めて声の出演をさせていただいたので、とても難しかったです」


KWの声を出すに当たってご自分の中ではどんな思いで出されたんですが?

■永作博美:「私は色っぽいなと思ったんですが(笑)ある意味とても素直なかいじゅうの世界にいながらも倫理的な性格で、一度見ただけでとてもわかりやすかったのでなるべくそこを壊さないように出来たらなと思って、余計なことは考えずにあの表情だけを頼りにやらせてもらいました」


どんな方にみてほしいのか、どんなふうに感じたのかメッセージをお願いします。

■永作博美:「正直わたしもこの作品を観たときに、どこがターゲットなのか、どういう層に観ていただければいいのか非常に難しいなと思いました。是非老若男女問わず、みなさんに観ていただいて自分の目で判断していただくのがいいかなと思います。その分どの方が観ても、感じることがたくさん出てくると思います。ただ一つ、スパイク・ジョーンズ監督が作られたものですので、非常に感情的に激しい作りになっています。童話だからやさしいかなと思って、行くと結構びっくりさせられるところが出てくると思いますので、一応覚悟をしていただいて楽しんで観ていただけるといいなと思いました。音楽は私も非常に好きで、私の言葉でいうと、生々しい音楽が入ったなあと思って、童話をリアリティにしたときに、音楽にリアリティがないとつらいかなと思いますので今回生々しい感動的な音楽がやさしく入っているので、非常にうれしく思いました。そんなところも楽しみに観ていただけると嬉しいなと思います」


______________________________________________________________________

『かいじゅうたちのいるところ』
配給:ワーナー・ブラザース映画
公開:2010年1月15日
劇場:丸の内ルーブルほか全国にて
公式HP:http://wwws.warnerbros.co.jp/wherethewildthingsare/

© 2009 Warner Bros. Entertainment Inc.

コメント(0)