『花の生涯』完成披露舞台挨拶

艶やかチャン・ツィイー、『おくりびと』アカデミー受賞を祝福

日時:2009年3月7日(土)
会場:新宿ピカデリー
登壇者: レオン・ライ、チャン・ツィイー、安藤政信

『花の生涯』完成披露舞台挨拶

『さらば、我が愛/覇王別姫』のチェン・カイコーが再び京劇の世界に挑んだ『花の生涯/梅蘭芳』で主演のレオン・ライ、チャン・ツィイーが来日し、安藤政信と共に舞台挨拶を行った。ベルリン映画祭のニュースが記憶に新しい3人が日本のファンの前に登場。アルマーニのダイヤモンド・ドレスで身を包んだチャン・ツィイーの美しさにファンはため息をつくばかり。

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久しぶりに日本に戻って来られた感想を聞かせて下さい

■レオン・ライ:「今日、ここに来られて大変嬉しく思います。顔見知りの方もいらっしゃいますし、初めての方もいらっしゃいます。期待を裏切らない作品ですので、皆さんにとっていい経験になるよう祈ってます」

■チャン・ツィイー:「私の作品は全て日本で公開されているので、その度に皆さんとお会いするのを嬉しく思っています。2年ぶりの来日ですが、皆さんの応援はとても励ましになりますので、これからもいい作品を作れるよう頑張りたいと思います」


3人はベルリン映画祭にも出席されましたよね。感想はいかがでしたか?

■安藤政信:「海外の映画祭でコンペに参加したのは初めてでしたので、感動しましたし、高揚感いっぱいで滞在していました。チェン・カイコー監督という素晴らしい人に出会えたことに感動していますし、アジアを代表する二人と出会えたことに感謝しています」

■チャン・ツィイー:「ベルリン映画祭は、『初恋のきた道』以来10年ぶりに参加しましたが、何か特別な感じがしました。というのも、ベルリンはとにかく寒くて寒くて寒くて、寒いベルリン、でした(笑)」

■レオン・ライ:「私もツィイーと同じで10年前、『ラブソング』で初めてベルリン映画祭に行きました。感想も全く同じで、ベルリンはとにかく寒かったんですが、いいこともありました。というのも、ツィイーがイブニングドレスを着て現れるんです。こんな姿は滅多に見られるものではありません。飛行機では、安藤さんとおいしいドイツビールを飲んで乾杯しました」


それでは、映画について伺いたいと思います。伝説の美しい女優、梅蘭芳を演じられていかがでしたか?

■レオン・ライ:「この作品で、中国のエンターテイメント産業がどのような形で生まれて、どのように発展していったのか、文化の歴史についてたくさんのことを学びました。京劇の中でも国粋と呼ばれるものを体験することが出来ましたし、監督からもたくさんのことを学びました。演技、ダンスなど、素晴らしい役者やスタッフの皆さんと日々、成長していけることは俳優としてとても幸せです」


これまでも様々な役を演じてこられましたが、今回は男役の女優役ということでいつもと違ったと思いますが?

■チャン・ツィイー:「私が演じたモン・シァオトンは、歴史上実在した女優です。劇中劇で男役を演じていたのですが、この役のために2ヶ月間トレニーニングを受けました。京劇の衣装を着て、ヒゲをつけ、歩き方から学びました。実際には数分しか使われていないのですが、私としてはとても時間をかけて練習しました。この役を好きになってくれると嬉しく思います」


チェン・カイコー監督から直々のオファーを受けて、北京語が堪能の日本人役で海外の作品に出演されたのすが、お気持ちはいかがでしたか?

■安藤政信:「僕自身、日本映画だけでなく、海外の作品にも出演していきたいという気持ちがありましたが、まさか今まで作品をたくさん観ていたチェン・カイコー監督からオファーがあるとは思いもよりませんでした。中国では役者の吹き替えというのはよくあることらしいのですが、僕自身が自分の声で皆さんに伝えたいと思ったし、本当に努力しました。これは自分でも自慢できます(場内から拍手)」


レオン・ライさんからご覧になって、いかがでしたか?

■レオン・ライ:「僕も韓国映画に出演した時に同じ経験をしたので、よく分かります。周りの人が皆、韓国語で話していましたし、ジェスチャーを使って一生懸命伝えようとしました。安藤さんが北京が初めてだと聞いて、一緒にご飯を食べに行ったりして、少しでもリラックスしてもらえるよう務めました。彼は本物の役者ですし、アーティストだと思います」


チャン・ツィイーさんは、共演のシーンは少なかったのですが、作品をご覧になってどう思われましたか?

■チャン・ツィイー:「私も鈴木清順監督の作品に出演した時に、日本に滞在したことがあります。正に同じ気持ちです。外国語で演技するということは、本当に大変なことなのです。出来上がった作品を観て、本当によかったと安藤さんに伝えました。これからも引き続き中国語を勉強して頂きたいと思っています(笑)」

最後にこれからご覧になる皆さんに一言ずつメッセージをお願いします

■レオン・ライ:「映画を観て、皆さんも私たちと同じよう旅をしてもらえたらと思います」

■チャン・ツィイー:「この場を借りまして、日本の皆様にお祝いを申し上げたいと思います。日本映画のアカデミー賞受賞、本当におめでとうございます。日本から2つの作品がアカデミー賞を受賞されて、私は日本人ではありませんが、映画人としては、アジアの人間として誇らしい気持ちがあります。これからもいい作品を作って欲しいと思います」

■安藤政信:「2年前に撮影した作品がやっと皆さんに観てもらえることをとても嬉しく思っています。僕はこの作品を通して、様々な困難に立ち向かっていく勇気や乗り越える強さを学びました。皆さんにとっても生きるヒントになると思います。今日は本当にありがとうございました」
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『花の生涯~梅蘭芳~』
公開日:2009年3月14日
劇場情報:新宿ピカデリーほか全国にて公開
配給会社:松竹
公式HP:http://meilanfang.kadokawa-ent.jp/

ストーリー
北京京劇の名門一家に生まれた梅蘭芳は、早くに両親を亡くし、伯父の下で初年時代を過ごした。清朝崩壊後、女形のスターになった梅蘭芳は、古い決まりごとに縛られず生身の人間を演じるべきだと言う邸姐白の主張に感銘を受ける。

プロフィール
■レオン・ライ:
1966年12月11日、北京市生まれ。子供時代に香港に移住し、英国留学を経て歌手としてスタートする。『美男子』(87年・未公開)で映画デビュー。代表作は『ラブソング』(96)、『玻璃の城』(98)、『THREE 臨死』(02)などがある。

■チャン・ツィイー:
1979年2月9日、北京市生まれ。8歳で舞踊を始め、11歳で北京舞踏学院に入学する。17歳から中央戯劇学院で学んだ。チャン・イーモウ監督の『初恋のきた道』(99)で映画デビュー。代表作に『グリーン・デスティニー』(00)、『SAYURI』(05)、『女帝(エンペラー)』(06)がある。

■安藤政信:
1975年5月19日、神奈川県生まれ。北野武監督作『キッズ・リターン』(96)でデビュー。主な出演作は、『バトル・ロワイヤル』(00)、『サトラレ』(01)、『ギミー・ヘブン』(06)、『スキヤキ・ウェスタン・ジャンゴ』(07)など。


取材・文:南野望里子

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