『俺たちに明日はないッス』初日舞台挨拶

日時:11月22日(土)
会場:渋谷ユーロスペースにて
登壇者 :タナダユキ監督、さそうあきら(原作者)、柄本時生、遠藤雄弥、草野イニ、安藤サクラ、水崎綾女、我妻三輪子

11月22日公開『俺たちに明日はないッス』の初日舞台挨拶が渋谷ユーロスペースにて行われた。

『俺たちに明日はないッス』初日舞台挨拶1


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まず最初に皆様から一言づつご挨拶をお願いします。

■タナダ監督:「今日は皆さんお忙しいところ足をお運びくださって本当にありがとうございました。楽しんでいただけたでしょうか?(場内拍手)ありがとうございます!わー、優しい。めったにこういうレスポンスないんですよね、本当にありがとうございました」

■さそうあきら:「お忙しいところありがとうございます。最近はわりと芸術よりの漫画を書いているんですが、15年前に書いたこの漫画をタナダ監督に映画化していただいて、何かこう、漂って来る童貞臭といいましょうか、そういうものにほだされて、今後の制作活動に大きな影響を与えてくれそうな、とてもすばらしい映画だと思います」

■柄本時生:「今回僕は主演ということで運がとてもよかったんですけど、とにかく皆さんに見ていただけてとてもうれしです。ありがとうございます」

■遠藤雄弥:「皆さん、今日は三連休の初日に集まっていただいて本当にありがとうございます。今回、僕は高校生を演じたのですが、今は21才なんですけど撮影をしたときは20才で、高校生、大丈夫かなと思いましたがなんとか演じきることができました」


撮影時20才の遠藤君は高校生演じるのは大丈夫かなと思っていたわけですが、草野君は撮影時は何才でした?

■草野イニ:「28才でした。(場内爆笑)」

どうでしたか、制服は?

■草野:「高校が私服だったので、13、4年ぶりに制服をきました。ただ、僕だけ特注だったんですけど。(場内爆笑)すごい久しぶりで貴重な体験でした。えー、はじめまして、草野イニと言います。映画に初めて出させていただいて、こんなに凄い作品にめぐりあえて幸せでした。どうもありがとうございました」

それでは安藤さんお願いします。

■安藤サクラ:「今日は午前中から足をお運びいただいてありがとうございます。初日にこんなにたくさんの方に来ていただいて、心の底から嬉しいです。あ、ちづ役をやらせていただきました安藤サクラです。今日はありがとうございました」

■水崎綾女:「舞台挨拶が初めてで緊張しています。秋恵役の水崎綾女です。初日にこんなにたくさんの方に来ていただいて本当に感謝しています。どうでしたか?(場内より「良かった!」の声)ありがとうございます!」

■我妻三輪子:「友野役の三輪子です。今日は寒い中ありがとうございます。映画の中と全然違う姿なので分からないかも知れないんですけれど、あのメガネの髪の長い女の子を演じております。今日は凄く嬉しいです。ありがとうございました」


それではまず、監督にお伺いします。『俺たちに明日はないッス』は監督の念願の原作映画化ということで、どういうところに惚れれ込み、そしてどんな風に映画化しようと思いましたか?

■タナダ監督:「まず一言、面白い。面白いものを映画にしたいという初期衝動みたいなものだけで、後先考えずに、主人公の比留間じゃないですけど「やりたいやりたい」と言っていました」


さそうさんは、先ほど皆さんと一緒に映画をご覧いただきましたが、率直にご感想いかがでしたでしょうか?また、役を演じた若い子たちもどうでしたか?

■さそうあきら:「なんか時代を感じさせないと言いますか、僕は80年代という感じで書いていたんですけれど、あの頃の匂いが画面から漂ってくるような映画になっていました」

それをゼロ年代の若者たちが演じたわけですけれど、いかがでしたか?

■さそうあきら:「なんか全然違和感ないですよね。違和感がないバカっぷり、みたいな。ともかく、しょうもないバカな自分をさらけ出して書こうとあの頃は思ったんですよね。それをなんか如実に再現していただいたというか」


ありがとうございます。それでは、それを演じた皆さんに、どうだったのかとお聞きします。どう演じたのか、何が現場で印象に残ったのか、タナダ監督はどうだったのか、そして共演者はどうだったのかを、それぞれお答えいただきたいと思います。まず、柄本君からお願いします

■柄本時生:「共演者の男三人、まあ僕は一番年下なんですけど、仲良くしていただいて感謝しています。どう演技したかについては普段とあまり変わらない感じでした。友達の家でマージャンしたりだとか、ズル休みもしたし、だからあんまり役作りを考えずに演じることができました。撮影中の思い出は、初日に、ロケ地だった学校の屋上で「みんなでご飯を食べませんか」と僕が言って、それで皆で楽しくご飯を食べまして、そこから仲良くなれたんじゃないかなという、それが一番の思い出です。タナダ監督については、男の子の目線で映画を撮るのがすごく上手な人だなという印象でした」

■遠藤雄弥:「高校生は違和感なく演じれたと思います。高校生活を思い出して、どんな感じだったかなと色々考えて、高校時代の特有のモンモンとした感じを出すのが結構難しくて大変でした。思い出は、時生くんと一緒で、みんなと撮影中に学校の屋上でロケ弁を食べたのですけど、それですごく僕の心が和みました(笑)それが一番の思い出です。タナダ監督はすごいなと思ったのが、実際にできあがった映画を観て、こういうことだったんだというか、タナダ監督が描きたかったことが映画を観て伝わってきたような気がしました。僕にとってはタナダ監督はずーっと親方みたいな存在でした。それぐらい、ヘンな意味ではなくて、ずっと引っ張ってもらっています」

■草野イニ:「いつもは舞台をやっていて、普段は一ヶ月なり一ヶ月半なりという期間をもって本番に臨んでいたので、やり方が違うというところに最初かなりとまどったのですが、始まってしまえばすごい新鮮でした。思い出はお弁当を学校の屋上でみんなで食べたことです。本当に緊張がほぐれて、あれは、時生君がリーダーシップをとってくれたな、という感じでした。タナダ監督は現場ではお化粧をしていなくて、今日初めてお化粧している姿を見て、すごいキレイな方だと思いました(笑)。あ、すっぴんでも凄い美人な方です(笑)すいません」

■安藤サクラ:「現場では本当に自由にやらせていただいてすごく楽しかったです。思い出はやっぱりお弁当です(笑)。(司会:またですか?!)学校での撮影が私はほとんどなかったので、その唯一一回の学校での撮影の時に皆でお弁当を食べれてよかったな、と。タナダ監督には、私は終始、今でもなんですが、ときめいておりまして、本当にタナダ監督が「タナダユキ男」だったらいいのになと思っています。少年であり、おっさんであり、乙女であり、本当に素敵な監督です」

■水崎綾女:「現場での思いでは、草野イニさんの胸をもみしだくシーンです。あの、私は、胸をもんだことがないのでどうしたらいいものかわからなかったのですが、監督から「下からこう持ち上げるようにもむんだ」と教えていただいて、「そうか!」と思ってやりました。監督からちょっとエッチなシーンは指導を受けて、すごく緊張がほぐれました。あとは、お弁当ですね。(司会:やっぱりですか?!)それまでは挨拶してもそっけない感じだったんですけど、お弁当たべてからは皆でノリノリになれたような気がします。タナダ監督は、はじめは女性の監督はネチネチしてたりするのかなあと思っていたんですが、タナダ監督はサバサバしていて、なのにきれいで、素敵だなと思いました」

■我妻三輪子:「現場では私が一番年下だったので、先輩方が良くしてくださって、すごい勉強になりました。楽しかったのは皆でロケ弁を食べたんですよ(笑)屋上で、なんか「食べよう」という感じになって。その時に、皆の性格とかをちゃんと憶えられて、皆のことがちゃんとわかったので、私はすごく楽しかったです。タナダ監督はすごく丁寧に役の事に関して教えてくれて、私は(自分が演じる)友野に関して本当にわからないことがたくさんあって、自分では理解できない感情とかがあったので、すごく細かく説明をしてくださって納得したりとか、私が思っていることをすごく見透かされていたりとか、すごく勉強になりました。個人的には田口トモロヲさんのファンだったので、共演できてとても嬉しかったです」


じゃあ監督、最後に一言お願いします

■タナダ監督:「いつも言っていることなんですけど、もしこの映画を観て面白いなと、ちょっとでも思って下さったら、面白い映画があるのでぜひ劇場に行ってください、というふうに周りの方に言っていただけたら嬉しいです。もし、一個も面白くなかったら一個もおもしろくない映画があるから、ぜひ劇場で確かめてきて、という風に言っていただければ嬉しいです(笑) あと、R-15なんですけれども、まあこっそり15歳以下に言っていただいてかまわないので、私服で来いということだけ伝えていただければと思います(笑)。本日は、本当にありがとうございました」
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『俺たちに明日はないッス』
配給:スローラーナー
公開:2008年11月22日
劇場:ユーロスペースほか全国にて順次公開
公式HP:http://oreasu.com/

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